イノチがめぐるMeg*Re∞Art

◆Total art performer◆Dancer◆表現者Meg*umiのBlog

身体表現パフォーマンス~「生」を抱く「死」~

 

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むかしむかし

宇宙が誕生したとき

同時に「死」が誕生した。

 

 その後地球が誕生したとき

ともに「死」も地球にやってきた。

 

「死」と「生」は

同じイノチをわかつ双子であったが

「死」は「生」と出逢うすべを知らずに

「生」と出逢う日を待ちわびながら

大地に横たわり何億年も待ちつづけた。

 

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永遠に止まってしまった"とき"のごとく

「死」はずっとずっと待ち続けた。

ある日のこと。

 

朽ち果てた樹が「死」に語りかけてきた。

 

 

死よ。おまえはいつまで「生」を待ち続けるのか。

そうやって永遠に

おまえは「死」として死に続けるのか。

 

わしを観るがよい。

こうして朽ちていきながらも

「死」のなかに「生」を分かちあっている。

 

 

だれもおまえを「生」に変えることはできない。

 

おまえ自身が「生」として生きると決めるとき

おまえは「生」となるのだ。

 

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朽ち果てていく樹のことばで

「死」は知った。

 

「死」として誕生したとき

すでに「生」を内包していたことを。

 

 

「死」自身こそ「生」であったことを。

 

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目醒めのときは、突然訪れた。

 

そうだ!

わたしこそが「生」そのものだった。

 

森羅万象の源「生」であったのだ。

 

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「死」のなかで「生」が結ばれ

 

「生」が息を吹き返した。

 

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祝福のなかで

「生」と抱き合う「死」。

 

 

死 は 生であり

生 は 死。

 

 

わたし は あなた。

あなた は わたし。

 

 

「死」は 永遠の「生」となった。

 

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◆身体表現パフォーマンス&ショート・ストーリー 岡田恵(Meg*umi)

◆写真 安岡ようこ

 

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